2003
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    市民メディアはヨコハマを変える!
                  ―インターネットは地域メディアの役割を担えるか―

 2月23日(日)に開催される<第1回公開シンポジウム>「市民メディアはヨコハマを変える!」(主催:横浜市民メディア連絡会、場 所:横浜市大アーバンカレッジ)のパネラーとして招かれた。
「市民活動における市民メディア(HPや会報など)の戦略的な活用事例として、北鎌倉湧水ネットワークの活動を話してほしい」というのが主催者の私に対する要望だ。「インターネットは地域メディアの役割を担えるか」という問題意識を持って、「北鎌倉湧水ネットワーク」のHPを更新しているが、その点に注目したとのことだ。

<第1回公開シンポジウム>
「市民メディアはヨコハマを変える!」
〜マスメディア、地域メディアを超える第三のメディアの出現!?〜

2003年2月23日(日)午後2時〜午後5時

場 所:横浜市大アーバンカレッジ(上大岡駅徒歩3分)

ゆめおおおかオフィスタワー17階

参加自由・当日受付   資料代:500円

<市民の皆さんへのアピール>
インターネットの出現とITの普及は、私たち市民に新たな可能性をもたらしました。市民自らが情報を発信し、市民社会のネットワークを築いてゆける新しいメディアの誕生です。市民や市民団体が最新のコミュニケーションツールを駆使することで、
それはマスメディアを超える「市民メディア」としてコミュニティの新しい情報のネットワークとなり、更に、より多くの市民が主体的に地域社会に参画できる途を拓いたことも意味します。
私たちは「市民メディア」と既存のメディアとの融合を探りながら、市民、研究者、企業、行政が連携し協働するコンソーシアムを目指し「横浜市民メディア連絡会」を立ち上げました。そして、こうした市民メディアが切り拓く「新しい社会」の可能性
をより多くの方々と議論し、共有化するために、第1回の公開シンポジウムを開きます。皆さんの参加を呼びかけます。
http://www.y-cmc.com/    
横浜市民メディア連絡会代表  村橋 克彦

●基調提案 「横浜市民メディア連絡会が目指すもの」
「市民メディアの定義と可能性」について、参加者の方々とともに考えます。

●パネルデスカッション「市民メディアは新しい社会を創れるか?」
メディア、大学、NPO、市民活動の現場で市民メディアを駆使して、ユニークな活動を展開されているパネリストの皆さんに、それぞれの活動と今後の発展を報告をしていただき、市民メディアが創る新しい社会の可能性について議論します。
パネリスト:
○野口 稔さん
(共同通信メディア局編集部次長、北鎌倉湧き水ネットワーク代表)
○杉浦裕樹さん
(横浜市市民活動共同オフィス・協働のあり方研究会情報サポートチームリーダー、クリエイテイブサポート代表)
○石田 正さん
(横浜テレビ局取締役)
○川浦康至さん
(横浜市立大学国際文化学部教授、メディアとコミュニケーションなどを研究)
コーディネータ:原 聡一郎(横浜市民メディア連絡会事務局長)

●会場討論「市民メディアがコミュニティを変える!」
自ら市民メディアの担い手と任ずる方々に、会場からアピールしていただき、参加者みんなで、市民メディアのこれからについて考えます。

主催:横浜市民メディア連絡会
後援:横浜市立大学「地域と大学」研究グループ

連絡先:横浜市民メディア連絡会 hama_citizen_media@japanml.net
電話:原事務局長 070(5463)0441
 横浜市立大学 村橋研究室 045(787)2066
横浜市民メディア連絡会



◎「横浜市民メディア連絡会の概要」

名称:横浜市民メディア連絡会(略称:YーCMC)
設立:2002年12月5日設立
正会員数:44名(2003年1月31日現在)
代表:村橋克彦(横浜市立大学教授)
ホームページ:http://y-cmc.com/
連絡先:事務局 横浜市立大学村橋研究室内
eメールアドレス hama_citizen_media@japanml.net
事務局長携帯 070(5463)0441(原)  

横浜市民メディア連絡会とは(設立提言文から):
私達の身の回りに存在するメディアは、近年ますます多様化し複雑になっています。
その多様なメディアの中に、実は市民にとって有益・有効な情報がたくさん発信されています。しかし、多くの市民はそれらの情報をかえって受け取ることが出来なくなっている現状があります。一方で、街作り、福祉活動、環境問題、文化活動などに自立的に取り組んでいる市民団体の活動は、地域社会の住みやすさや豊かさに貢献しています。しかしメディアリテラシーの不足から、市民団体相互の情報交換や一般市民にむけての情報発信は進んでいないが現状です。
市民がそれらの多様なメディアを有効に活用することができれば、市民活動や市民参加の活性化、市民と行政の協働、街の店舗や商店街の活性化、ベンチャービジネスの振興、災害時の支援活動などが進み、横浜を元気にする大きな可能性があります。インターネットを始めとした多様なメディアを市民が有効に活用する方法の検証が求められます。また、それらのメディアを活用するにあたっては、市民のメディアリテラシーの向上や情報デバイドの解消などにも配慮する必要があります。
これらの課題は行政、マスコミ、市民活動などがばらばらに対応しているだけでは解決できるものではありません。今こそ、市民、企業、大学、行政が協働して「討論」し「研究」を進め「提言」をする必要性があることを強く認識するに至りました。横
浜市民、横浜のメディア、横浜の大学、横浜市などの民・産・学・官が連携、協働する新しいコンソーシアムとして「横浜市民メディア連絡会」を発足させることをここに提言します。
「横浜市民メディア連絡会」は、個人の資格での参加を基本として、自由な発想での発言・活動を求めます。
その活動は、ITを利用したメーリングリストなどのネットワークにより情報交換を行い、更に、これに多様なメディアをリンクさせていきます。また、直接会っての議論・研究を進めることも重要と考えています。テーマごとの研究会を定期的に開催し
て、研究発表・提言を行ないます。また、会員以外にも市民向けのセミナーや講座も開催したいと考えています。

 

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