特   集


 大京、配慮不足と遺憾の意を表明 −地ビール「北鎌倉の恵み」無断使用で−


 大京の販売促進用のパンフレットに「北鎌倉の恵み」の紹介記事が、北鎌倉湧水ネットワークの事前了解なしに掲載された。このため、北鎌倉湧水ネットワークは大京に対し、意図に反する使われ方をされたとして、強く抗議すると共に、掲載の経緯についての回答を求めていた。昨年12月18日、第1回目の回答が来たが、納得できないので、再回答を求めた。これに対し、大京は1月14日までに、再回答することを約束していた。
 大京は同日夕、約束通りに大京横浜支店長名の再回答を文書で寄せた。北鎌倉湧水ネットワークは再回答の内容が(1)「『北鎌倉湧水ネットワーク』及び関係者の皆様の意向に反する結果となったことは、弊社として配慮不測があったと遺憾に存じております」と謝罪している(2)「今後ご指摘の広告物の使用を取りやめる」と使用の取りやめを約束している−となっているため、弁護士及びメンバーとも相談の上、再回答を了承することにした。

 

                                            平成17年1月14日
北鎌倉湧水ネットワーク
代表 野口 稔様

                           株式会社    大京横浜支店
                           執行役員支店長 加藤 伸二

 冠省 昨年末はご多忙中にもかかわらず、弊社マンション計画説明会にご出席いただき誠にありがとうございました。
 さて、野口様よりご指摘いただきました「北鎌倉の恵み」の弊社広告物への掲載の件につきましては、先日、弊社担当者よりメールにてご回答申し上げたとおりです。
 「北鎌倉の恵み」の取材および掲載につきましては、広告代理店を通じて横浜ビール株式会社様より事前の同意を頂いており、また横浜ビールから北鎌倉湧水ネットワーク様に了解を取るようにとの特段の指示もなかったと聞いております。
 日頃弊社は、適切かつより良い広告物を作成するよう努力しておりますが、この度の件につきまして、野口様のご指摘により初めて知った次第で、「北鎌倉湧水ネットワーク」及び関係者の皆様の意向に反する結果となったことは、弊社として配慮不足があったと遺憾に存じております。この度、野口様のご不満・ご指摘を謙虚に受け止めることとし、今後ご指摘の広告物の使用を取りやめることと致します。
                                                      草々


北鎌倉の恵み」掲載で、大京に再回答を要求
 北鎌倉の湧水を使った地ビール 「北鎌倉の恵み」は、北鎌倉湧水ネットワークが「北鎌倉が変わらない街並みであり続けてほしい」という思いから誕生にあたって、企画を中心に、ボランティアで、さまざまな協力をした。

 しかし、こともあろうに北鎌倉の景観を破壊している大京の販売促進用のパンフレットに「北鎌倉の恵み」の紹介記事が、北鎌倉湧水ネットワークの事前了解なしに掲載された。このため、北鎌倉湧水ネットワークは12月12日、大京が事業者となっている旧小泉邸跡地へのマンション建設問題に関する近隣住民説明会の席上、大京に意図に反する使われ方をしたことに対し、強く抗議すると共に、掲載の経緯についての回答を求めた。

 大京から12月18日、メールで下記のような回答が来たが、納得できないので、再回答を求めた。

【大京に再回答を要求】

中村 俊紀様

 「北鎌倉の恵み」が、事前の了解なしに北鎌倉湧水ネットワークの意図に反する使われ方をしたことに、北鎌倉湧水ネットワークは抗議しているのです。下記のHPに北鎌倉湧水ネットワークの立場をはっきり書いてありますので、お読みになってください。

速報!大京が5階建てを強行−住民の反対無視し、見切り発車−
http://www.kitakama-yusui.net/tokusyu/14.html
 
 今回いただいたメールでは、掲載の経緯の説明だけです。北鎌倉湧水ネットワークに対し、事前の了解がなかったこと、意図に反する使われ方をしたことへの大京さんの答えをいただいことにはなりません。

 再回答をお願いします。

 

【大京・横浜支店からの回答】

 北鎌倉湧水ネットワーク 代表 野口 稔様

 先日はお忙しい中、弊社マンション計画の説明会にご出席いただき有難うございました。
 さて、野口様よりご指摘いただきました「北鎌倉の恵み」の無断掲載の件につきまして、弊社にて確認しましたところ、本件に関しましては、横浜ビール株式会社から、取材および掲載同意書を取得しておりましたことをご報告申し上げます。

             株式会社 大京  横浜支店 事業部
             中村 俊紀

 

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